2012年5月14日 15:56
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熊本県認知症疾患医療センター
第19回事例検討会
日 時: 平成24年5月12日(土) 開会:15時
場 所: 熊本大学医学部附属病院 山崎記念館 1階研修ホール
(次第)
1 開会
2 事例検討会
「特発性正常圧水頭症患者の1例」
~認知症疾患医療センターの役割~
担当:熊本大学病院 精神保健福祉士 小嶋 誠志郎
「受診や治療を拒否する方の事例」
担当:くまもと青明病院 精神保健福祉士 中山 慎二
「われわれに一体何が出来るのか、何をしようとしているのか。」
~精神科医として認知症治療の現場から~
担当:益城病院 医師 犬飼 邦明
3 認知症研修⑱
「アルツハイマー病の臨床」
担当:熊本大学病院 医師 矢田部 裕介
4 評価尺度研修⑯
「H24年度診療報酬改定について」
担当:熊本大学病院 精神保健福祉士 小嶋 誠志郎
5 閉会
2012年5月12日 14:30
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認知症疾患医療センター間の連携を図るために開かれる連携担当者会議は、毎回の事例検討会の前に時間を取り、行われます。今日はその様子を少しご紹介したいと思います。
熊本県認知症疾患医療センター 連携担当者会議
平成24年5月12日(土)13:30~
参加者は、各認知症疾患医療センターの連携担当者とコールセンター、県の認知症対策のスタッフが参加ました。
まず、今年は基幹型の連携担当者が各地域で行われているその名も「地域拠点型センター事例検討会」の視察を行いたいと考えているので、各センターの取り組み状況、日程確認を行いました。多い箇所では9回も開催されるようで、それぞれの地域で行われる検討会を今から楽しみにしています。
次に話し合ったのは、今年の大きな活動、『物忘れ手帳』の運用方法です。医療から、介護や福祉の段階に移行した時、治療経過がわからず、多くの薬がいつ、何の目的に処方されているのか把握できないというようなことが少なくないようです。そのような状況を鑑みて、今の医療に受診されている段階から、各センターでの治療を、かかりつけ医や地域でその方に関わる方たちと情報を共有し、その方の理解につなげることを目的として、パイロット的に「物忘れ手帳の」の運用を行なっています。臨床の中では、記載する情報が多すぎても手間となり、情報が少なすぎても活用できず、四苦八苦模索をしていますが、センター間で意見を出し合い、良いものを作成していきたいと思っています。
次に、コールセンターと、疾患医療センター間の情報の申し送り方法についての検討です。コールセンターでは、相談件数のおよそ5割の方に対して最寄りの認知症疾患医療センターを紹介している状況とのことで、連携強化は不可欠と言えます。
そして、県の認知症対策チームより、今年の認知症対策の概要について、より熊本3層構造を具現化するための目標が発表され、様々な取り組みを通じて人材育成を進め、身近に「かかりつけ医」を誰もが持てるように施策をすすめるとの構造が話されました。
今年度も気持ち新たに、頑張っていきたいと思います。