2011年4月27日 21:11 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
(熊本)県内の認知症サポーターが10万人に
2011年4月27日 提供:読売新聞
認知症を正しく理解し、患者やその家族を地域で見守る県内の「認知症サポーター」が3月末で10万5142人に達し、人口比率でみると、2年連続で全国1位を達成したことがわかった。蒲島知事は「任期中(2012年3月まで)に5万人養成」という目標を達成したため、昨年5月に目標を「10万人」に引き上げていたが、大幅に前倒しして達成した。(大田裕一郎)
サポーター養成事業は、認知症になっても安心して暮らせる社会づくりを目的に、厚生労働省が05年度から展開し、県内では06年度から取り組みが始まった。
県のサポーター数の人口比は、08年8月の調査では全国23位と低迷していたが、知事就任直後の蒲島知事自身が同月にサポーターになったことを機に、養成講座の受講者が急増。県や市町村が積極的に養成に取り組んだ結果、10年3月に人口100人あたり3・28人(全国平均1・23人)と初めてトップとなり、今年3月も同5・80人と全国平均(1・85人)を大幅に上回った。
認知症患者の話にゆっくり耳を傾ける「傾聴ボランティア」を養成している水俣市や、相談などにあたる「認知症アドバイザー」の養成に取り組む菊池市など、理解を深める活動から一歩進み、支援体制の構築を図っている先進自治体も多い。
県は「日本一を維持出来るようサポーター養成を更に進めると同時に、先進例を各自治体に紹介しながら認知症の人を支える活動も促進していきたい」としている。
県によると、県内の65歳以上の高齢者は46万5743人(10年10月現在)。このうち約5万人が認知症患者とみられ、今後、更に増えると予想している。
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熊本県の認知症に対する関心は、非常に高いです。他県から赴任した私はいつもそう感じています。
受診されるご家族は専門書を片手に疾患に対する知識をお持ちの方が少なくないですし,ケアマネや包括支援センターの方も精力的に活動されています。
そのようなスペシャリストがたくさん周りにいる環境の中,『認知症のリハビリテーション』について,県内の専門スタッフの方々と何かできないものかと考えています。認知症に対するセラピーについて一緒に知恵を出し合いたいです。宜しくお願い致します。