2012年6月24日 09:56 | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
2012年6月21日(木)~22日(金)、九州は台風4号、5号の影響で大雨の中、我々の認知症グループは、大宮にて開催された第27回日本老年精神医学会に参加してきました。
認知症をはじめ老年期疾患に対する診断、治療、地域支援の在り方について盛りだくさんの演題でしたが、とりわけ地域支援についてのコメディカルからの発表が増えているように感じられました。
当グループからは、本田 和揮先生による「一般臨床におけるメマンチンの効果と副作用について」、長谷川典子先生による「認知症に合併した薬剤せん妄について」、池田先生からはFTLDの診断、治療や当科で行っている最新の取り組みも含めセミナーがありました。
また、学会は貴重な情報交換の場でもありますので、
今年度は診療報酬改正に伴い認知症専門診断管理料(700点)が加算されており、その責任に対して慎重に対応を検討している状況ですが、先日厚生労働省から、「今後の認知症施策の方向について」が公表されました。
『認知症初期集中支援チーム』に類似のチームは、既に各機関で着手しているかと思いますが、今後は、効果や課題を明確にしていくことが重要かと認識しています。
最後に、日本老年精神医学会特別奨励賞が当科の矢田部 裕介先生が授与されました!!おめでとうございます。これからも、認知症医療発展のために宜しくお願い致します。